美容師国家試験の合格率 美容師国家試験の意外と知られていない事

美容師国家試験の合格率は実際どれほどの物なのか知っておきましょう。

最新のデータを見ると、美容師国家試験の合格率は80%となっています。この数字を見てみると意外と簡単なのではないだろうかと思ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この数字だけを見て、美容師国家試験の難易度を決めてしまってはいけません。そもそも美容師専門学校等では、この資格に合格するための勉強をひたすらしていくと思っても良いくらいです。これだけの環境で勉強するのですから、合格率が高いのはある意味当然と言っても良いでしょう。

合格率の数字に惑わされてはいけません。一番重要なのは、美容師になるための勉強を本人がどれだけ頑張るかという所にかかっているのです。

さらに別の観点から見てみると、新卒者と既卒者とでは合格率にかなりの差がある事が分かります。新卒者は90%を超えているのに対して、既卒者の場合は30%程度となっているのです。
どうしてここまでの差が出てしまうのかは明確には分かりませんが、学習してからしばらく経つとやはり鈍ってしまうのでしょうか。

これらの数字を見ると、よほどの事が無い限りは新卒者は合格できるという事が分かると思います。美容師国家試験の合格を考えているのであれば、ストレートに合格できるように頑張る事が賢明な方法だと思います。

単純にドロップアウトしてしまう人もいれば、そのまま夢を叶えるというのもその人次第です。くれぐれも後悔はしないようにしましょう。

美容師国家試験の再チャレンジ 美容師国家試験の意外と知られていない事

美容師国家試験に合格できなかったという場合、多くの人は再チャレンジする事でしょう。さすがに今まで勉強していた事を全て捨てるという事は、あまりにももったいないですからね。

また両方不合格だった場合は何とも言えませんが、筆記か実技のどちらかでも合格しているのであれば、再試験の時にそちらを免除してもらえます。できる事なら次の試験では合格しておきたい所ですね。

再試験を受ける時に、前回自分が不合格だった時にどこがいけなかったのか分析できている事が重要です。しかし、例えそれが分かっていたとしても心配だという方は多くいるのではないでしょうか。

本来なら大丈夫のはずだけど、美容師国家試験に対して苦手意識ができてしまうという事もあります。少しでもそういった不安要素を消すためには、自分はしっかりと勉強したという裏付けが欲しい所です。そういった時には再度美容師専門学校で講習を受けるという選択肢があります。

例え卒業したとしても、条件によっては美容師国家試験の試験対策講習を受けさせてくれる所がほとんどですので、どうしても不安だという方は頼み込んでみると良いでしょう。

ちなみに自分の母校では既卒生の指導をしてくれないという場合は、外部生が参加できる受験講習をしている学校を探してみると良いですね。そんなに数は見つからないかもしれませんが、無いというわけではないので探してみてください。

美容師としての道を選んだ以上は、美容師国家試験には必ず合格する必要があります。もしも失敗したとしても、必ず再チャレンジするようにしましょう。

美容師国家試験の試験科目 美容師国家試験について絶対知っておきたい事

美容師国家試験の試験科目は筆記と実技に分かれています。

筆記試験では美容師として求められる知識についての問題が出されます。大きな改正でもない限りは大きな変化はありませんので、過去問題も含めてしっかりと勉強しておけば、よほどの事が無い限り合格できると思います。

美容師法の関係法規・制度は、美容師として働く上で覚えておかなければならない物ばかりです。美容師免許についての知識や、美容師を開業する上で必要な知識等が該当します。

衛生管理は美容師業をする上で重要な項目です。同じ道具を使って多くの人の美容をするのですから、衛生面に注意するというのは当然ですからね。公衆衛生や感染症についての知識、美容室内での環境衛生等もありますので重要です。

美容保健は皮膚疾患等に関する知識です。アレルギー反応等がありますので、美容師はこういった分野での知識も求められます。美容の物理・化学では界面活性剤を始めとする薬品関係の知識が求められます。

最後に美容理論では、シャンプーやカラーリング等の幅広い知識が求められます。簡単ではありますが、以上が美容師国家試験における筆記試験の科目となります。

美容師国家試験は実技試験こそが肝になります。極論を言えば筆記試験は一夜漬けでも何とかなるかもしれませんが、実技に関しては付け焼き刃でどうこうなるものではありません。

美容師国家試験での実技試験は、その回によって課題が変わります。時には自分が苦手とする分野も出てくるかもしれません。得手不得手はあるかもしれませんが、美容師になってからはそんな事も言っていられませんので、しっかりと練習しておくようにしましょう。